おしゃれなオフィスエントランス|
受付のレイアウトデザイン・事例紹介作成日:2024.5.7更新日:
オフィスのエントランスは、顧客やビジネスパートナーへの企業の印象を左右することもある、企業ブランディングの重要な一要素です。
この記事では、オフィスエントランスの役割と重要性、おしゃれなデザインのポイントをご紹介します。また、レイアウトに役立つアイディア事例や、デザインを考えるうえでの注意点まで解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。
オフィスエントランスの役割とデザインの重要性
オフィスエントランスは、企業のブランドイメージにも影響を与える、オフィスの重要な要素です。訪れた人に、企業の魅力や社風をうまく伝えるようなデザインにしたいものです。
ここでは、オフィスエントランスがなぜ重要な意味をもつのかを、「会社の第一印象」と「企業ブランディング」、そして「エンゲージメントの向上」という3つの要素に分けて解説します。
エントランスが会社の第一印象を決める
来社した際の第一印象を左右し、ひいては会社そのもののイメージにもつながるのがオフィスエントランスです。今まで訪ねたことのあるオフィスを思い返すと、記憶に残っているポイントの一部に、エントランスの風景が含まれているのではないでしょうか。それほどに第一印象は人の心に強く残り、会社自体の印象にも影響を与えるのです。
オフィスエントランスは、オフィスの中でも最も来客者の目に触れる部分です。また、企業HPやメディア取材などで、オフィス紹介として写真が用いられることもあるでしょう。できることなら企業の魅力をアピールできるようなエントランスを設えたいところです。
企業ブランディングにつながるエントランス
また、企業ブランディングの観点からも、エントランスの重要性を見てみましょう。採用面接や、取引のために来社した企業のエントランスが、薄暗く散らかっていたとしたら……その会社に入社しよう、あるいは取引を始めようという思いが薄れてしまうかもしれません。エントランスは採用ブランディングや取引先との信頼関係にもつながるということを念頭に置き、明るく清潔に保つとともに、印象に残るようなデザインやレイアウトを考えてみてください。
反対に、魅力的な受付エントランスの印象がプラスに働き、採用や商談スムーズに進むという可能性もあるのです。エントランスがもつ影響力がどれほど大きいかを考えると、その重要性を疑う余地はありません。
社員の満足度やエンゲージメントの向上に寄与する
オフィスエントランスは、来客を迎えるだけでなく、社員が毎日通る場所でもあります。エントランスを一番目にするのは、お客様ではなく社員なのです。
社員の仕事へのモチベーションや、業務へのエンゲージメントの一部は、オフィス環境によるところが大きいと考えられています。魅力的で快適なオフィス環境が、生産性や離職率に影響を与える可能性もあるのです。仮に来客がほとんどないオフィスだったとしても、社員が会社のドアを押すのが楽しみになるようなエントランスにしたいものです。
単なる出入口ではなく、企業文化を反映する場所としてエントランスをとらえ、社員満足度やエンゲージメントの向上につながる空間をデザインしましょう。
オフィスの受付エリアのデザインポイント
では、受付エリアをデザインするうえで、どのような点を意識すればよいのでしょうか。ここでは、エントランスのデザイン・レイアウトを考えるときに知っておきたいいくつかのポイントをご紹介します。
企業ロゴを魅力的に見せるエントランスサイン
来訪者が会社を訪れる際に、「どのドアが入口なのか?」をわかりやすく示し、隣接する店舗やビルの中で迷わないようにするためにも、わかりやすいエントランスサイン(サイネージ)を出すことが大切です。
エントランスサインをデザインするうえでは、企業ロゴが魅力的に見えるかどうかが重要です。単に企業名がわかればよいという考え方ではなく、企業の魅力がサイネージから伝わるようなデザインにしたいところです。
立体的なサイネージ、電飾を用いたネオンサイン、ガラス面へのロゴ設置、ロゴにスポットライトを当てる間接照明など、さまざまな方法で企業ロゴを引き立てることができるでしょう。
プロジェクターやデジタルサイネージの活用
近年は、特にIT企業などで、IT技術を駆使した演出がエントランスに採用されるケースが増えています。
例えば、エントランスの壁一面にLEDビジョンを用い、自然の風景やロゴを映し出すという事例があります。先進的な印象を与え、オフィスへのこだわりが伝わるエントランスです。
ここまで大規模でなくても、プロジェクターで壁や床にロゴやイメージ画像を映し出すことで、プロジェクションマッピングのような演出ができるでしょう。
あるいは、デジタルサイネージ(電子看板)を取り入れるケースもあります。ロゴの横に埋め込みのモニターで会社の紹介動画を流したり、あるいはロゴ自体をデジタルサイネージで表示したりと、企業ごとにさまざまな工夫を凝らしています。
セキュリティに配慮した動線設計
レイアウトを考えるうえでは、エントランスからの動線設計も重要です。
エントランスで来客者を迎えた後は、多くの場合、会議室や応接室に案内することになります。会議室や応接室がエントランスから遠く、長い廊下を歩かせてしまったり、執務室を横切ってしまったり……ということはありませんか?
執務室を通らないと応接室に行けないという場合は、来客者の印象が悪くなるだけでなく、セキュリティの面でも懸念が生じます。
例えば、執務室のデスク上に機密情報を含む資料が置かれていたり、あるいはPCの画面でほかの取引先とのメール内容が見えてしまったりすることもあるでしょう。誰かが商談の電話をしているとしたら、その声が来客者の耳に入るのは不都合となる可能性もあります。
来客者に「プライバシー管理のずさんな企業」という印象を与え、採用面接であれば入社を迷うことになったり、取引先の場合は商談がまとまりにくくなったりするかもしれません。最悪の場合、個人情報や機密情報の流出といった、あってはならない事態に発展する可能性さえあるのです。
情報漏洩のリスクをしっかりと管理し、エントランスから応接室までの動線をすっきりとまとめることが大切です。
執務室とカラーやムードを調整する
エントランスのデザインを考えるとなると、エントランス単体でいろいろなアイディアが浮かぶかもしれません。
しかし、オフィスのエントランスは、あくまでもオフィスの一部です。実際に仕事をする執務室や会議室とあまりにも雰囲気が違うと、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。
できれば、執務室やエントランスを含む、オフィス全体で内装のコンセプトを決めましょう。「コーポレートカラーを取り入れる」「自然光の届く明るく開放的なオフィス」「カフェのようにくつろげるカジュアルなオフィス」など、社風や求める人材像に合わせて、オフィス全体のイメージに統一感をもたせるとよいでしょう。
エントランスはもちろん重要ですが、従業員が最も多くの時間を過ごすのは執務室です。「エントランスと応接室だけがきれい」といったオフィスでは、社員のモチベーションや生産性が下がってしまうことも考えられます。オフィス全体で、快適で働きやすい環境を整えていきましょう。
エントランスにおける照明、植物、音楽の活用例
来訪者によい印象を与え、おもてなしの心を示すためのポイントとして、照明や植物、音楽を活用することが挙げられます。ここでは、それぞれの活用例についてご紹介します。
照明でエントランスの雰囲気が変わる
一般に、執務室内はシーリングライトといって、天井に設置して部屋全体を照らすような照明が用いられています。これは、手元が暗くならず、生産性高く作業できることをめざすものです。
一方で、エントランスでは読み書きの作業が発生しないため、ムードを重視した照明を選ぶこともできます。
例えば天井に埋め込むダウンライトなら、照明器具が目立ちにくく、スタイリッシュでシックな印象になります。あるいは、スタンドライトやスポットライトなどの間接照明も、エントランスのアクセントとなります。
エントランス全体のイメージと合わせて、明るく白っぽい照明なら清潔で開放的な印象、やや暗く暖色系の照明ならおしゃれでアットホームな雰囲気など、めざす印象に合わせて照明の色味も調整するとよいでしょう。
観葉植物で緑豊かなイメージを演出
エントランスのデザインのポイントとして、観葉植物を取り入れるのもおすすめです。
植物はオフィスに彩りを加えるとともに、生き生きとしたムードと活気を与えます。種類によっては空気清浄の役割を果たし、オフィスの空気環境も改善します。特に、存在感のある大型の観葉植物は一つあるだけで、エントランスの雰囲気がガラッと変わります。
エコフレンドリーでのびのびとした社風を表現するには、観葉植物はまさにおすすめのアイテムといえます。
BGMを取り入れる
オフィスエントランスにBGMを流すのもよいでしょう。視覚だけでなく、聴覚からも「おもてなし」のムードを伝えることができます。
ホテルの受付のようなイメージで、おしゃれで優しいイメージの音楽を流すのもおすすめです。ただし、執務室に音が響いたり、会話が聞こえにくくなったりすることの内容に、適度な音量に調整してください。
具体的なオフィスエントランスの事例紹介
ここでは、具体的にどのようなオフィスエントランスが考えられるのか、アイディア事例をご紹介します。
コーポレートカラーやコンセプトに合わせた家具の選定
まずご紹介したいのは、カラーを統一したオフィスエントランスです。
企業ロゴの色・コーポレートカラーが緑の会社なら、天井や受付、待合の椅子といった家具・内装を緑で揃えてみてはいかがでしょうか。その会社ならではの独創性が感じられ、ブランドイメージを表現できるエントランスとなります。
また、コンセプトをもとに家具や素材を決めるのもよいでしょう。
例えば、IT企業で先進的なイメージのオフィスなら、スケルトン天井で配管のシルバーを見せ、ネオンサインなどで近未来的な内装に。あるいは、環境に配慮した自然に優しい会社のイメージなら、観葉植物のグリーンを取り入れるとともに、木材や石などの自然素材を取り入れるのもおすすめです。
企業のイメージカラーやコンセプトに合わせて、家具や内装の色や素材、デザインを整えていくことで、統一感のあるエントランスとなるでしょう。
グローバルな企業体質を示すデザイン
会社がグローバルに子会社を持っていたり、全世界に店舗を出店したりする場合、それをアピールポイントとすることもできるでしょう。
例えば、エントランスの壁面に大きな世界地図を描き、子会社や店舗の所在地、事業規模や従業員数を記載することで、世界に羽ばたく多望な企業という印象を与えることができるでしょう。また、世界地図はデザインの観点からも魅力的なアートワークとなります。
海外の支社や店舗の写真を展示し、商品やサービスの国境を越えた広がりを見せることもできます。グローバル化に限らず、各々の会社の特徴をアピールできるような内装を考えてみてください。
展示やパンフレット、PR動画で商材をアピール
自社の商品や、サービスのパンフレットを設置して、商材を魅力的にアピールしましょう。メディア取材を受けている場合は、その記事や動画を受付で閲覧できるようにするのもおすすめです。書籍やYouTubeなど、企業から情報を発信している場合は、それらもアピールの材料となります。
あるいは、歴史ある老舗企業なら、創業から現在までの沿革を年表で示すのもよいでしょう。
一方で、必ずしもさまざまな装飾で事業内容を紹介する必要はありません。あえてシンプルにロゴだけを設置するエントランスも、スタイリッシュな印象で記憶に残ります。企業のアピールポイントは何かを整理し、効果的に訴求できる方法を探しましょう。
観葉植物を取り入れた緑あふれるエントランス
観葉植物をたっぷりと取り入れることで、緑あふれるオアシスのような空間に。癒される憩いの場となるだけでなく、ラグジュアリーな印象も生まれます。
執務室には置きにくい大型の観葉植物も、ある程度の広さがあるエントランスなら選択肢となるでしょう。背の高さを超えるような大きな樹木は、エントランスのみならず、オフィスそのものを象徴するような魅力的なアイコンとなるかもしれません。
植物の多い癒しのエントランスをめざすなら、木目の家具など、ナチュラルなイメージの内装で揃えるのもおすすめです。また、天然アロマで自然の植物やお花の香りを取り入れると、さらにリラックスできる空間となるでしょう。
オフィスエントランスの
デザインを考える際の注意点ここまで、オフィスエントランスのデザインのポイントや、レイアウトのアイディア事例などをご紹介しました。
では、実際にオフィスエントランスのデザインを考える際に、注意すべき点はあるのでしょうか。ここでは、エントランスのデザインやレイアウトで意識したいポイントを解説します。
従業員と訪問者の両方が使いやすい動線設計にする
エントランスからの動線計画は重要です。お客様をスムーズに応接室に通せるように、エントランスと応接室の距離を近づけることで、従業員が遠回りをしなくてはいけない……なんてことはありませんか? オフィスは従業員の働く場でもありますから、お客様と従業員の双方にとって使いやすい動線設計にする必要があります。
オフィスにある程度の広さがある場合は、メインの動線とサブ動線があるとよいでしょう。
メイン動線とは、エントランスの正面から伸びる通路です。お客様を案内する応接室は、このメイン動線上に置くことをおすすめします。
サブ動線とは、メイン動線以外の通路です。エントランス以外にも廊下への出入り口を作り、そちらから出入りできるようにするのもよいでしょう。サブ動線を作ることで、来客時にお客様と鉢合わせをすることもありません。
ゾーニングの重要性
動線を考えるうえで、まず大切なのがゾーニングです。
受付や応接室などの社外の人も入る「パブリックゾーン」、執務室のように社員が多くの時間を過ごす「社員ゾーン」、休憩室やコピー機のように人が集まる「マグネットゾーン」、重要書類やサーバーなどを保管する「セキュリティゾーン」のように、いくつかのゾーンを洗い出してみましょう。
ゾーニングを行うことで、「休憩室と応接室が近いと音が気になる」「社員ゾーンからマグネットゾーンへ移動しやすいようにしたい」など、動線設計のポイントが見えてきます。また、エントランスや応接室といった、社外の方が出入りする「パブリックゾーン」と機密情報を保管する「セキュリティゾーン」はしっかりと分け、情報漏洩やデータ破損のリスクがないように注意しましょう。
また、セキュリティゾーンはしっかりと施錠して、執務室などの「社員ゾーン」よりも一段高いセキュリティレベルで管理する必要があるでしょう。
必要な設備を整える
エントランスに必要な設備には、受付カウンターや内線電話、タブレットなどが挙げられます。
まず、有人の受付の場合は、受付カウンターに人を配置し、来客に対応できるような仕組みをつくりましょう。来客を内線電話やメールで担当者に伝えたり、会議室に案内したりするとよいでしょう。
一方で、無人の受付にする場合は、来訪者が来たことを知らせる仕組みが必要です。例えば、オフィス内に通じる内線電話や、来訪を知らせるタブレットを設置します。来訪した方が迷うことのないように、内線電話の番号やタブレットの操作方法もわかりやすく明記しましょう。待ち時間が生じる場合は、椅子やソファなどの腰かけられるスペースを用意することで、くつろいで過ごしてもらうことができます。
また、複数のオフィスが同じフロアに入居していて、エレベーターホールからの経路が分かりにくいこともあるでしょう。イベントなどで多数の来客が想定される場合は、立て看板などで経路を示すと親切です。
オフィスのセキュリティを守るための設備
無人の受付にする場合は、外部の人が無断でオフィスに入室しないための工夫も必要です。
小規模のオフィスの場合は、知らない人が入室するとすぐに分かりますが、大きなオフィスではその限りではありません。社員全員を把握しているわけではないので、外部の人がオフィス内にいても気づかないこともあるのです。
ですから、カードをかざさなくては通れないフラッパーゲートの設置や、カードキーで鍵を開閉する電子錠など、セキュリティを担保するための仕組みが必要になります。カードキーを使うと、社員ごとに入退室の記録が残るため、従業員の勤怠管理にも活用できます。カードキーに限らず、テンキー、スマホ認証、生体認証などの認証システムを導入することもできるでしょう。
また、小規模オフィスで執務スペースと応接室スペースの間に壁がないという場合は、防音性のあるパーテーションなどで視界を遮るなど、プライバシーを守る工夫を取り入れてみてください。
清潔さを保つ仕組みづくり
オフィスのエントランスは来訪者の第一印象を決める重要な空間です。清潔感のあるエントランスは、訪れる人々に好感を持たれるだけでなく、従業員の心地よい職場環境を作り出し、企業イメージを向上させます。
オフィスエントランスを常に清潔に保つために、従業員での清掃をルーティン化したり、定期的に清掃業者に来てもらったりするとよいでしょう。特にカーペットやフローリングは汚れやすく、溜まった汚れは専門業者に依頼するのがおすすめです。
その他、階段の手すりやガラス面など、指紋や汚れが残らないようにふき取り、除菌を行いましょう。オフィスの規模が大きい場合は、清掃専門の代行業者に依頼して、日々の清掃を代行してもらってもよいでしょう。
また、エントランスから応接室・会議室までのお客様が通る経路で、執務室の散らかった様子や、在庫・書類を保管している雑多な風景が見えるのも考えものです。壁がない部分は、パーテーションや収納などで視界を遮り、雑然とした印象を与えないようにしましょう。
防音対策を考える
エントランス、応接室、会議室といった各部屋の防音対策も重要です。
例えば、会議室ではさまざまな重要な情報がやり取りされます。会議室の話し声がエントランスや廊下に聞こえてしまうようでは、情報漏洩やトラブルに発展するリスクを否定できません。
また、応接室で大事な商談を進めているとき、あるいはエントランスでお客様の応対をしているときに、電話の話し声や休憩中の賑やかな声が響くのも望ましくないでしょう。
これらの音の問題を解決するために、まず重要なのはゾーニングです。音漏れに配慮したゾーニング・動線設計で、社員同士の会話がパブリックゾーンに響かないようにしましょう。
会議室や応接室に防音壁・防音床を設置し、音漏れや騒音を抑制するのも一つの方法です。防音カーテンや吸音パネル、吸音効果をもつパーテーションなどは、大がかりな工事なしで取り入れられる防音対策です。
それ以外に、BGMを流す方法もあります。BGMには「マスキング効果」があり、人の話し声や雑音をかき消すとされています。あまりに大きな音には効果がありませんが、ちょっとした音漏れであれば、会話の内容を聞こえにくくすることを期待できます。
賃貸借契約を確認する
賃貸オフィスのエントランスをデザインする場合は、自社ビルの場合よりは自由度が下がるかもしれません。
なぜなら、賃貸借契約によっては、施工してもよい工事の範囲が示されていたり、工事業者が指定されていたりすることがあるからです。
間仕切りの設置や内装工事など、騒音の発生や内装の変更が起きる場合は、必ず事前に管理会社やオーナーに相談しておきましょう。工事自体は許可されていても、工事可能な時間帯や日程が限られている場合も少なくありません。
また、退去時には原状回復の義務が原則として発生します。壁紙の変更や照明の取り換えなどをした場合、入居したときの状態まで回復工事をしなくてはならないのです。
管理会社と合意が取れている場合は、必ずしもその限りではありませんが、基本的には原状回復をすると考えて費用を試算しておきましょう。
「オフィスエントランス」に
関するまとめ
オフィスエントランスは、取引先やお客様にとっての第一印象を決定づける重要な要素です。
また、オフィスは従業員が毎日通う場所でもあります。魅力的なデザインのエントランスには、従業員の士気やエンゲージメントを高める効果が期待できます。
ただし、エントランスのデザインを考えるうえで、重要なのは見た目だけではありません。使いやすい動線設計や、セキュリティに配慮したゾーニング、来訪した人にとって分かりやすいエントランスサイン・看板の設置などが求められます。
無人受付にする場合は、来訪が分かるように内線電話やタブレットを取り入れましょう。また、大規模なオフィスの場合は、セキュリティ対策でフラッパーゲートや認証システムを導入するのもおすすめです。
この記事がオフィスエントランスをデザインするうえでの有用な指針となり、魅力的で機能的なレイアウトの実現に向けた一助となることを願っています。
「オフィスエントランス」に
関するよくある質問
オフィスエントランスにかかる費用の内訳は?
エントランスの広さやレイアウトによって、内装にかかる費用は変わります。一般的に想定される内装費用には、以下のようなものがあります。 ・家具の購入費用 ・観葉植物のレンタル費用、維持費用 ・壁紙、照明、内装などの改装費用 ・受付の人件費(有人受付の場合) ・内線電話やタブレットの利用料金(無人受付の場合) ・セキュリティシステムの導入費 ・デザイン会社の設計、デザイン料
エントランスに待合スペースは必要ですか?
大規模なオフィスで、来訪からお出迎えまでに数分を要するような場合は、お客様に座ってお待ちいただけるようなソファなどを用意するとよいでしょう。お待ちいただくスペースに、会社の紹介動画や商品などを展示し、会社の魅力をアピールすることもできます。