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オフィス休憩室の作り方|
おしゃれなレイアウト・椅子選びのポイント

作成日:2024.5.9更新日:

オフィスの休憩室を整えることで、社員の満足度を高めるとともに、オフィスの生産性向上にもつながります。

では、どのような休憩室を設えるべきなのでしょうか。広さやデザイン、レイアウト、家具・設備の選び方など、休憩室づくりで迷う方も多いことでしょう。

この記事では、休憩室を充実させるためのおしゃれなレイアウトや、椅子・テーブル・収納などの家具選びのポイントをご紹介します。本棚やコーヒーマシーンなどのアイテムにも気を配り、社員がリラックスできる空間を作りましょう。

オフィスの休憩室が
重要な理由

多くのオフィスでは、休憩室や休憩スペースを設けています。では、なぜオフィスへの休憩室の設置が重要なのでしょうか。

もちろん、従業員の健康を守るため、1日の集中力を維持するため、昼食をとるためなど、さまざまな理由があります。また、労働安全衛生法の規定に基づいて定められている「事務所衛生基準規則」には、休憩について以下のように決められています。

(休憩の設備)
第十九条 事業者は、労働者が有効に利用することができる休憩の設備を設けるように努めなければならない。

「努めなければならない」とありますので、この規則は努力義務であり、「休憩室を設けなくては直ちに罰則となる」というわけではありません。しかし、事務所衛生基準規則は、従業員の安全で健康的、かつ衛生的な労働環境を守るためのもの。快適な労働環境を提供するためには、休憩室の設置は欠かせないものといえるでしょう。

なお、休憩室が福利厚生施設と見なされる場合は、事務所の床面積には含まれません。そのため、事務所の床面積に応じて課せられる事業税が軽減されるというメリットもあります。ただし、休憩室が会議室を兼ねているなど、業務用の用途がある場合は課税対象となります。

休憩室で談笑

オフィスの休憩スペースが
もたらすメリット

オフィスに休憩室を設置することによる、具体的な5つのメリットをご紹介します。

ストレッチ

集中力・生産性を向上させる

いくらビジネスマンといっても、連続して集中できる時間には限界があります。定期的に休憩を挟んでリフレッシュすることで、朝から夕方まで集中力を保ち、結果的に生産性を向上させる効果があります。

同じ休憩時間でも、どれだけ質の高い休憩を取れるかによって、休憩後のパフォーマンスは変わります。モチベーションを維持するためにも、ゆっくりと休憩してリフレッシュできるスペースが必要です。

アイディア創出のきっかけとなる

休憩室でのちょっとした会話や、リラックスして一息つく時間から、思わぬアイディアが生まれることもあります。

休憩室の色合いや雰囲気を工夫することで、インスピレーションを刺激し、新しい発想のきっかけを生み出す効果も期待できます。クリエイティブ系の職種なら、いわゆる「オフィス」風の休憩室に限らず、カラフルな色味やカフェ風のデザインで執務室とは違う雰囲気を演出するのもよいでしょう。

コミュニケーションを活性化する

部署内のミーティングなどの「必然的コミュニケーション」だけでなく、たまたま生じる会話などの「偶発的コミュニケーション」から人と人とのつながりが生まれ、社内の雰囲気も活性化されます。そういったコミュニケーションの場としても、休憩室は大きな意味をもちます。

休憩室のレイアウトや、遊び心のある家具などの工夫によって、普段は会話しない他部署の社員ともリラックスして同じ時間を過ごせるでしょう。また、休憩室にプロジェクターやスピーカーを設置することで、イベントや勉強会の場として用いることもできます。

休憩室は「ただ休憩を取るだけ」の場ではなく、社員同士のコミュニケーションを通じて、組織を活性化させるための空間にもなり得ます。社風に応じて休憩室のコンセプトを考え、コミュニケーションを重視する休憩室としたい場合は、会話が生まれやすいような工夫を施す必要があるでしょう。

従業員満足度を向上させる

休憩室でリフレッシュすることで、快適に働くことができるようになり、従業員の会社への満足度が上がる効果も期待できます。

休憩室は、一般には福利厚生の一環としてとらえられます。くつろぎやすい雰囲気を演出したり、ドリンクやお菓子を用意したりすることで、社員の働く環境を重視するという会社の姿勢を示すことができるでしょう。

社員の健康とモチベーションを維持する

オフィスは、従業員が平日の大半を過ごす場所であり、オフィス環境が社員の心身の健康状態に及ぼす影響は少なくはありません。

経済産業省は、オフィスで従業員の健康を保持・増進するための行動には、大きく分けて以下の7つがあるとしています。(※)

    快適性を感じる

    コミュニケーションする

    休憩・気分転換する

    体を動かす

    適切な食行動をとる

    清潔にする

    健康意識を高める

このうち、特に「快適性」や「コミュニケーション」、「休憩・気分転換をする」という点は、休憩室とのつながりが強いといえます。 また、休憩室にバランスボールなどを設けることで、「体を動かす」きっかけにもなるでしょう。

健康な心身があってこそ、仕事へのモチベーションが上がり、長く元気に働けるようになります。

心身の体調を崩して、メンバーが休職や退職をしなくてはいけないような状況は、会社としても大きな損失です。社員のヘルスケアに気を配り、元気に働けるような環境を整えることで、結果として会社全体の成長や利益にもつながります。

(※)参考:経済産業省「健康経営オフィスレポート」

採用ブランディングにつながる

働きたい会社を選ぶときに、「ワークライフバランス」や「働きやすい環境」を重視する方も多いものです。

職場見学や面接の際に、快適なオフィスや充実した休憩室を目にすることで、「働きやすいオフィス」という印象につながります。こだわりの休憩室を設えている企業であれば、採用HPなどで社内の様子を紹介してもよいでしょう。

福利厚生の一環として、会社負担でランチや飲み物を提供するのも喜ばれます。必ずしも毎日提供できなくても、月に1回の「コーヒーの会」や「シャッフルランチ」など、イベントとして飲食の場を提供してもよいでしょう。

また、休憩室を応接室と兼用する場合、来客した方の印象にもつながります。企業ブランディングの面でも、清潔なこだわりの休憩室はよい印象を与えるでしょう。

オフィス休憩室をレイアウトするポイント

では、オフィス休憩室のレイアウトや設備を考えるとき、どんな点を考慮すべきなのでしょうか。この章では、よりよい休憩室をつくるためのポイントをご紹介します。

図面とPC

従業員の声を反映させる

従業員の年齢や性別、職種などによって、休憩室に求めることは変わります。

経営方針やコンセプトをベースにしながらも、柔軟に社員の意見を取り入れていきましょう。アンケートやヒアリングを実施し、有用な意見は積極的に取り入れることで、従業員の安心感や帰属意識向上にもつながります。

意外と多いのが、休憩室の空調設定についての不満です。誰もいない空間は空調が効きやすいため、入室時に「冷房が効きすぎている」といった不満が生まれることも。定期的に意見や感想を収集し、快適に休憩できるような環境を作りましょう。

利用ルールを策定する

休憩室を全ての人にとって快適な空間にするには、単に設備や家具を整えるだけでは不十分です。休憩室がうまく機能するためには、適切な利用ルールを設定し、それを明確に周知する必要があります。

まず考えたいのは、清掃や整理整頓についてです。ごみの分類、使用後の卓上のふき取りなど、清掃や感染予防についてのルールが必要な場合は、あらかじめ周知しておきましょう。また、私物の放置が懸念される場合は、その点についてもルールが必要です。

次に、音についての問題が起きることがあります。休憩室で電話やリモート会議を行う方がいることで、音が気になってリラックスできないというケースも想定されるでしょう。休憩室と作業スペースを兼用する場合は、通話についてのルールを設けたり、防音の仕組みを付けたりするとよいでしょう。

また、利用時間についてルールが必要になるかもしれません。休憩室と応接室や会議室を兼用する場合は、休憩したいときに会議や来客で使えないという可能性もあります。全員が使いたいときに使えるように、ランチタイムには休憩室を会議・来客に使わないなど、時間ごとのルールを決めるとよいでしょう。

オフィススペースを有効活用する

休憩室の広さや動線も重要なポイントです。あまりに狭い休憩室だったり、執務室から休憩室に行きにくかったりすると、どうしても休憩室への満足度は下がります。広さを確保しにくい場合は、応接室や会議室と兼用で一室を使ってもよいでしょう。

一方で、執務室と距離が近すぎても、気が休まらないかもしれません。パーテーションのみで、執務室を区切ったような休憩スペースを作ることもできますが、十分に気分転換できるかについては懸念が残ります。できれば、執務室の音や視線を遮ることができるような空間を作り、仕事と休憩のメリハリを付けられるようにしたいものです。

休憩室が混雑していても、一席分程度は隣の人と距離を保てるようなゆとりがあると、広々とした休憩室になります。また、執務室から休憩室に移動しやすく、なおかつ音や視線を遮ることができるような空間を用意できると理想的です。

ミーティングや作業に使えるスペースを確保

休憩室を、ただ昼食をとったり休憩時間を過ごしたりするためのスペースではなく、ミーティングや作業用に使うこともできます。

予約なしで、ちょっとした会話や場所を変えての作業に使える場所があると、業務効率化やコミュニケーションの活性化につながります。

休憩室と会議室を兼用する場合の注意点

会議室と休憩室を兼用する場合は、お昼どき(12:00~13:00)は会議をできるだけ入れないなど、お昼休憩が取れるようなルール作りが必要です。いつも会議が行われていて休憩ができないとなると、福利厚生の水準が下がってしまいます。

また、休憩室があまり広くない場合は、休憩時間をずらして、時間ごとに休憩を取るのもよいでしょう。ゆったりとリラックスして休憩できるような工夫が重要です。

休憩スペースにおすすめの
家具、設備の選び方

ここでは、休憩スペースに取り入れると喜ばれる、あるいは休憩室のグレードを上げるような家具・設備の選び方をご紹介します。

椅子

家具の選び方

休憩室を心地よい空間に変えるための大きな要素が、機能性と快適性を備えた家具選びです。

また、家具の色合いや素材によっても、休憩室のムードはガラッと変わります。コンセプトに合わせて、「和みを与える柔らかな暖色系の素材」「遊び心のあるカラフルでクリエイティブな内装」「丸みを帯びたテーブルやソファ」など、色のトーンや家具のデザインを調整するとよいでしょう。

以下、家具の種類ごとの選び方と、注意したいポイントをご紹介します。

椅子、ソファの選び方

椅子、ソファは、休憩室には必ず必要といっても過言ではないでしょう。

どんな椅子やソファを選ぶかで、過ごしやすさだけでなく、会話の生まれやすさも変わってきます。

例えば、大きなソファがあるとリラックスしやすく、コミュニケーションが生まれるきっかけとなるでしょう。一方で、一人でゆっくりと休憩時間を過ごしたい人には向かないかもしれません。いくつかの椅子やソファを組み合わせて、複数人でくつろげるスペースと、個人で静かに過ごせるスペースを作るなど、さまざまな人が過ごしやすい工夫が必要です。

あるいは、ちょっとした会話に適したカフェスタイルのスツールや、移動しやすくカジュアルな会議にも使えるキューブ型の椅子など、個性的な椅子を取り入れることでオフィスの開放感にもつながるでしょう。

テーブルの選び方

テーブルも椅子やソファと同様に、オフィスの休憩スペースに不可欠であるとともに、使いやすさを左右する家具でもあります。

大きなテーブルを一つ置くのか、いくつかの2~3人用のテーブルを設置するかによって、過ごしやすさやコミュニケーションのしやすさが変わってきます。あるいは、ソファを置く場合は低めのコーヒーテーブルを置くことで、よりリラックスした落ち着きのある雰囲気が生まれるでしょう。

社員数の増減が多く、レイアウトの変更が予想される場合は、小さなテーブルを複数置くことで移動しやすくなります。休憩室の広さや用途、今後のレイアウト変更の予定などによって、最適なテーブルを選んでください。

収納の選び方

休憩室に収納は不可欠ではありませんが、うまく取り入れることでよりスペースを有効活用できるでしょう。

例えば、プランターシェルフといって、上部に観葉植物をディスプレイできる収納があります。休憩室に緑を取り入れられるとともに、収納量を増やし、お菓子や備品などをストックすることができます。また、シェルフを間仕切り代わりに使い、テーブルとテーブルの間に置くことで半個室のような空間を作り出すこともできるでしょう。

あるいは、本棚を設置して書籍や画集などを置くことにより、インスピレーションや話題が生まれるきっかけになる効果が期待できます。

休憩室におすすめの設備

家具以外にも、休憩室に設置することで、満足度向上が期待されるアイテムをご紹介します。

リフレッシュに最適なアイテム

休憩室は、従業員がストレスを解放し、リフレッシュするため必要な空間です。

最低限、イスとテーブルがあれば、休憩室としては成り立ちます。さらに、リラックスや利便性を高めるアイテムがあれば、休憩室への満足度も高まるでしょう。

例えば、コーヒーマシーンやウォーターサーバーなど、休憩に適したドリンクの設備は喜ばれます。また、書籍や資料集、雑誌なども気分転換の材料になるとともに、アイディアや意識向上のきっかけとなるかもしれません。

さらにリフレッシュ効果や健康促進を狙うなら、マッサージチェアやバランスボールなど、身体の調子を整えるアイテムを設置するのも喜ばれます。アロマ付き加湿器など、香りのよいアイテムでリラックスを促すこともできるでしょう。

あるいは、リラックスできる観葉植物を取り入れるという選択肢もあります。このように、コンセプトに適した設備を導入することで、休憩室の可能性をさらに広げることができるでしょう。

イベントなどで使えるアイテム

休憩室で、社員のリクリエーションやイベント、勉強会などを行うこともあるでしょう。そんな場合に使えるように、プロジェクターやスクリーン、スピーカーを用意しておくと便利です。可動式のアイテムなら、ほかの部屋で使うこともできるでしょう。

ただし、別にセミナー室や会議室がある場合は、わざわざ休憩室でイベントを行うことはないかもしれません。社内のリソースとニーズを確認し、必要に応じて設備を導入するとよいでしょう。

カフェ、キッチンを併設

中規模以上のオフィスなら、休憩室にカフェやキッチンを併設することで、より開放的なオフィス環境を整えることができるでしょう。カフェやキッチンのスペースは、リフレッシュを促進するだけでなく、ちょっとした会話の場にもなることが期待できます。

冷蔵庫や電子レンジ、ポットやコーヒーメーカーなど、キッチン家電があるとお弁当やドリンクの選択肢が広がります。ミニキッチンがあると、レトルト製品の温めや、お菓子・果物の切り分けなどもしやすくなるでしょう。

オフィス休憩室の
レイアウト事例

ここでは、オフィス休憩室のレイアウトに使えるアイディア事例をご紹介します。

休憩室のコンセプトや目指すものによって、休憩室のスタイルも変わってきます。貴社のオフィスに最適なレイアウトを考案するために、以下のアイディア事例を参考にしてみてください。

休憩室

一息つけるカフェスタイル

まずご紹介するのは、ほっと一息つけるカフェスタイルの休憩室です。

くつろげるソファや丸テーブル、肘掛椅子やスツールがあり、各人がそれぞれに過ごせるスペースをイメージしてみてください。大きなテーブルを全員で使うより、小さなテーブルを1名~数人ずつで使い、自分の世界に入れるような空間を作りましょう。テーブルとテーブルの間に収納や本棚を設置することで、より個室感が生まれ、周りが気にならない休憩スペースとなるでしょう。

コーヒーマシーンや置き菓子、ポットなどを設置することで、よりカフェらしいくつろぎ空間を演出できます。

ミーティングもできる多目的スペース

続いて、ミーティングや個人作業にも使える、汎用的な休憩室の事例をご紹介します。

ランチを持参して食べる人もいれば、PCを持ち込んで作業する人もいる。あるいは、一角が半個室のようになっていて、簡単なミーティングもできるような休憩室です。ホワイトボードやモニターを用意しておけば、休憩室で勉強会やイベントを行うこともできるでしょう。

執務室と距離があるものの、空間としては壁などで区切られておらず、一続きになっていることも多いのがこのスタイルの休憩室の特徴です。ただし、視線や音を遮る必要があるため、収納家具や観葉植物などで間仕切りをするとよいでしょう。

遊びを取り入れたリラックス空間

床が芝生マットになっており、靴を脱いでリラックスできるような休憩室なら、営業周りやデスクワークで疲れた体をのびのびと休めることができます。ハンモックやバランスボールなど、全身をリラックスさせるような設備があれば、気分転換になるとともに健康効果も期待できます。

卓球台やボードゲームなど、休憩時間や終業後に遊べるゲームを設置している会社もあります。体を動かしてリフレッシュになるほか、社員同士のネットワーキングにも効果的です。

このように遊び心を効果的に取り入れた休憩室は、社内のムードをリフレッシュし、従業員のエンゲージメントを高めることができるでしょう。

緑溢れるくつろぎスペース

たくさんの観葉植物を置いた、緑溢れる休憩室も魅力的です。

植物を取り入れるには、水やりやお世話がネックになるかもしれません。しかし、植物レンタルの会社を利用すれば、定期的に水やりや剪定に来てくれるため、社内で手入れをする必要はありません。また、季節に応じて植物を交換するなど、さまざまな緑のバリエーションを楽しめるサービスもあります。

プランターシェルフ、鉢植え、壁や天井からの吊り下げなど、さまざまなタイプの植物を置くことで、緑に囲まれた癒しの空間を演出できるでしょう。あるいは、壁一面をグリーンにする「壁面緑化」も、部屋全体のアクセントとなります。本物の植物が難しい場合は、フェイクグリーンでも視覚的な癒しの効果が期待できます。

窓に面した開放的な休憩室

大きな窓がある開けた部屋を休憩室にすることで、よりリフレッシュできる空間となるでしょう。高層ビルの場合は、見晴らしがよく開放感な休憩室にすることができます。せっかくなら家具などで視界を遮らず、眺望のよさを活かした休憩室にしたいところです。窓に面して一人がけの椅子やソファを設置することで、外の景色を見ながらの食事や会話を楽しめることでしょう。

大きな窓がない場合でも、窓から自然光を取り入れることで、明るく爽やかな雰囲気をつくることができます。閉塞的な雰囲気にならないように、グリーンやお花を設置することでも、居心地のよい空間を演出できるでしょう。

「オフィスの休憩室」に
関するまとめ

この記事では、オフィスにおける休憩室の重要性に始まり、レイアウトのポイントや家具・設備の選び方、レイアウトのアイディア事例などをご紹介しました。

休憩室は従業員のストレスを解消するとともに、集中力やモチベーションの維持、ひいては心身の健康につながる重要なスペースです。休憩室の質を向上させることで、従業員の満足度を高めるだけでなく、結果的に職場の生産性向上にも寄与することとなるでしょう。また、採用面接や来客の際、休憩室を応接室として使う場合には企業ブランディングにも影響します。快適なオフィス環境につながるような、工夫に満ちた休憩室を設えたいところです。

どのような休憩室にするかは、事業方針やオフィスのコンセプトによって変わってきます。コミュニケーションを活性化するか、リラックスしやすい空間にするか、あるいはミーティングや作業スペースとしても使えるオフィスにするかなど、休憩室の目指す姿を整理したうえでレイアウトや設備を整えていきましょう。

この記事で得た知識を、すてきなオフィスの休憩室づくりに役立てていただけることを願っています。

「オフィスの休憩室」に
関するよくある質問

クエスチョンマーク必要な休憩時間は法律で決まっていますか?

アンサーマーク労働時間が6時間超8時以下の場合は45分以上、8時間超の場合は1時間以上の休憩が必要であると労働基準法で定められています。

クエスチョンマークランチミーティングは休憩になりますか?

アンサーマークランチミーティングとは、簡単に業務の打ち合わせをしながら、ランチを取ることをいいます。このランチミーティングが自由参加で、従業員が自主的に行っている場合には、休憩扱いとなります。しかし、強制参加の場合には業務の一環と見なされるため、ランチミーティングを提案する側は、会社の方針や相手の意向を考慮する必要があるでしょう。